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コミックス

事件屋稼業

本棚で一冊の古い本を見つけた。紙焼けしているし、いつバラバラになってもおかしくない。B6版、264ページ。定価は480円。カバーには「事件屋稼業」というタイトルの下に「Trouble is my business」とあり、関川夏央&谷口ジローの作者名が並ぶ。カバーをめくると、1ページ目にキャッチフレーズのようなセリフが書かれている。「俺は名探偵だ 名前は深町丈太郎 ふたつ名をシャーク 喰いついたら離れない 第四次産業の古参兵だ」このセリフは誰が書いたのだろう……。

「キャプテン」と「プレイボール」

小学校4年生になって、野球を始めたばかりのころ、叔父に連れられて後楽園球場(いまの東京ドーム)で、巨人対国鉄(いまのヤクルト)戦を見た。初めてのプロ野球観戦だ。調べてみると、1959年4月26日のこと。この日のことを鮮明に覚えているのは、巨人に入団した王貞治選手が初ホームランを打った試合だからだ。まだ一本足では打っていない。公式戦で868本のホームランを打った人の記念すべき第1号――それを現場で目撃した。忘れられない思い出だ。

あしたのジョー

週刊少年サンデー』と『週刊少年マガジン』というマンガ週刊誌が創刊されたのは、1959年3月17日のこと。小学校4年生になる直前だが、そこから大学を卒業するまで、ずっと両誌を読んでいた。小学校のころは、貸本屋で借りて読んでいた。毎週買うようになったのは、中学生になってからだ。小説よりマンガとの付き合いのほうが、ずっと長い。いまでもマンガは大好きだ。